症状別矯正治療

症状別矯正治療

歯並びの乱れ(不正咬合)は、大きく以下のように分類することができます。
いずれの症例に対しても豊富な経験・実績がございますので、ご安心の上、ご相談ください。

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

「出っ歯」と呼ばれる歯並びの乱れです。上顎が過剰に成長したり、下顎の成長が不足している場合に起こります。厳密には、「上の歯が下の歯より6mm以上前方に出ている状態」と定義されています。
主に、上顎の前歯を後方に引っ張る方法で治療が行われます。

下顎前突(かがくぜんとつ)

下顎前突(かがくぜんとつ)

「受け口」と呼ばれる歯並びの乱れです。歯並びの問題だけでなく、骨格的に下顎が大きくなっている場合にも起こります。
主に、下顎の前歯を後方に引っ張る方法で治療が行われます。また、お子様の場合には、「ムーシールド」というトレーナーの活用も有効です。

開咬(かいこう)

開咬(かいこう)

奥歯を噛んだ状態で、前歯の上下に6mm以上の隙間が生じている状態です。
主に、奥歯を沈めたり、前歯をまっすぐ立たせるなどの方法で治療が行われます。マウスピース矯正の適応となりやすい症例です。

叢生(そうせい)

叢生(そうせい)

歯列がでこぼこになっている状態です。「歯が互いに4分の1以上重なり合っている状態」と定義されています。いわゆる「八重歯」も叢生に含まれます。
大きな原因として、歯が生えるためのスペースの不足がありますので、歯列を拡大することでスペースを確保します。スペースを確保するために抜歯を行うこともあります。

上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)

上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)

上顎、下顎、どちらも前方に出ている状態です。外から見ても、口元が出ている印象を持たれます。
大きな原因として、遺伝が挙げられます。治療では歯の移動距離も大きくなります。

過蓋咬合(かがいこうごう)

過蓋咬合(かがいこうごう)

上の前歯が、下の前歯に対して深く咬み合っている状態です。わかりやすく言うと、下の前歯が上の前歯に覆われて隠れている、ということです。
主に、上下の歯を歯ぐきの方向へと沈める方法が取られます。

交差咬合(こうさこうごう)

交差咬合(こうさこうごう)

上顎と下顎の奥歯・前歯が、左右にズレている状態です。
主に、歯列を拡大したり、歯を横方向に移動させる方法が取られます。

正中離開(せいちゅうりかい)

正中離開(せいちゅうりかい)

「すきっ歯」と呼ばれる歯並びの乱れです。歯と歯の間に、隙間ができている状態です。 比較的治療のしやすいタイプと言えます。歯の形状、舌の位置などが原因になっていることもあるため、必要に応じてそちらの改善も行います。

切端咬合(せったんこうごう)

切端咬合(せったんこうごう)

噛んだときに、上下の前歯の先端同士がぶつかっている状態です。
主に、下顎の歯列を後方に移動させる方法が取られます。